【楽天銀行】5年利用して感じたメリット・デメリット

楽天ユーザーなら作っておきたい口座が楽天銀行です。
楽天市場のポイントも+1倍付きます。SPUを高くしようとすると無料で口座開設ができて維持もできる楽天銀行は効率がいいのです。
そんな楽天銀行を5年利用したメリットデメリットを紹介します。

楽天銀行を簡単まとめ

楽天銀行とは楽天銀行株式会社が運営するネット銀行です。会社は2001年1月14日に設立されました。
大元の運営会社は楽天株式会社ですね。

ネット銀行とは

ネット銀行とは実店舗を持たず、インターネット上で取引をする銀行のことです。
実店舗がないので窓口がありません。そのため企業としてはコストが削減できるので手数料が安く、金利が大手銀行より高く設定できます。
さらに利便性も良くなります。自宅のインターネットやスマホから振込できたりもできます。
近くのコンビニ、ゆうちょのATMでも入出金、振込などが可能です。
わざわざ銀行窓口やATMで並ぶことも、銀行の営業時間に縛られることもありません。

最近はネット銀行も増えて、便利な世の中になってきたわね。
楽天銀行はネット銀行利用ランキングでも第1位なのニャ。第2位がゆうちょダイレクト。

ネット銀行利用者は63%。男性40代・50代の利用率が最も高く、8割弱だそうニャ。
男性のほうが利用しているのは意外。
利便性や手数料を突き詰めていくと、ネット銀行が得という結論になるのニャ。
サラリーマンは時間もお小遣いも限られた中でやりくりしているからそうなりやすいのかもニャ~。

楽天銀行についての簡易まとめ

項目評価
楽天銀行口座を作った目的SPUが+1倍になる
口座開設・維持手数料無料
金利 0.10% マネーブリッジ設定をする必要あり
手数料ATM手数料0円(最大月7回まで)
※口座開設から3か月目までは無条件で5回/月無料
振込手数料他銀行振込手数料0円(最大月3回まで)
楽天銀行同士なら完全無料
利用ATMセブン銀行、イオン銀行、ローソンなどで24時間365日利用可能
ポイント還元SPU+1倍
さらにETC利用額、楽天証券、自動引落に対してもポイントがつく
スマホアプリ楽天銀行アプリ有
セキュリティ取引通知メール、ワンタイム認証、セキュリティカード認証、合言葉認証など 
使用者の設定次第
入会キャンペーン有り

私が楽天銀行口座を作った理由

SPUが+1倍になるからです。
SPUとはスーパーポイントアッププログラムの略で、楽天の指定されたサービスを利用することで楽天市場のポイント倍率が上がるプログラムです。

楽天市場でほぼ毎月のように子供用品を買っていた私はSPUを上げるほどにポイント還元率がアップしていくほどお得になります。
その一つに「楽天銀行で楽天カードの引落をする」というプログラムがあります。楽天カードはすでに持っていたので楽天銀行も急いで作りましたね。

ポイント還元率をできる限り高めておくのは大切なことニャ。
1%違うだけでも長い目で見るとポイント差はどんどん開くのニャ。

使って感じた10個のメリット

口座開設・維持手数料が無料

口座維持手数料をご存じでしょうか?
文字のごとく、口座を維持するために発生する手数料のこと。
三菱UFJ銀行は新規口座開設分を対象に2020年10月からの導入を検討しています。

なぜ銀行はこんな手数料をとろうとするのでしょうか?
長きにわたって低金利が続く日本で悲鳴を上げているのは銀行も同じです。

金利が安ければ私たち消費者はできるだけお金を使わなくなります。お金を使わなくなるという事は、銀行からお金を借り入れにくくなり、銀行は融資の収益力が低下するという事です。
そして、取引のない口座や1円しか入金されていない口座であったとしても口座を維持し続けることにコストがかかるのは事実です。

収益の確保とサービス維持の理由から口座維持手数料を作ろうというわけです。

楽天銀行はもちろん、ネット銀行はもともと低コストで運営しているため大手銀行に比べ、今すぐ手数料を増やされるということはないでしょう。

ネット銀行はまだ口座維持手数料を課せられる心配はないのね。

コンビニATMとの提携が便利

セブンイレブンにあるATM、セブン銀行と提携しているのでATM探しに困ることはほとんどありません。これが個人的にはとても便利です。
ミニストップ、ファミリーマート、スリーエフ、ローソン、ポプラ。ほとんどのコンビニで使えます。

他にもいろんな提携企業があり、よく行く場所のATMが利用できますね。

出典元:楽天銀行 ATM・コンビニATMのご案内
コンビニで使えるのは大助かり!駅にも帰宅路にもコンビニはあるわ。

口座開設から3か月目まで無条件で月5回手数料無料

嬉しいのは口座開設から3か月目までは、無条件で月5回手数料無料ということです。
楽天の手数料無料回数は、ハッピープログラムに左右されます。
このプログラムはクリア条件ごとにランク付けされるのですが、3か月の手数料無料猶予期間があるのは使う側からすると助かります。
ランクのクリア条件も楽天ユーザーならばそこまで厳しいものではありません。
残高10万円以上のAランク(アドバンスト)で1回手数料無料。これくらいなら3か月以内にはクリアできるのではないでしょうか。

上手に楽天銀行と付き合えれば、手数料がかかることはないですよ。



営業日時間帯による手数料の変動がないので土日祝日や時間の縛りがないのもいいですね。

出典元:楽天銀行 
出典元:楽天銀行 ハッピープログラムとは
口座開設3か月は5回も手数料無料なんて太っ腹!
月に何回も入出金する人も、数回しか入出金しない人も使いやすいニャ。
上手に無料回数と付き合えば手数料年間0円も可能ニャン。

利便性の高いアプリ

出典元: App Storeプレビュー

楽天銀行は専用のアプリがあり、必要なサービスはほとんどこれで済ませることができます。アプリ自体は2019年4月11日時点でiPhone、Androidの合計で500万ダウンロードされています。

基本機能はViberで送金、Facebookで送金、入出金明細、振込、宝くじ購入、楽天銀行コンビニ支払いサービスなどがあります。
さらに外貨取扱、FX、円定期預金ATM検索など投資や貯金関係も充実していますよ。

個人的に便利なのは振込。
わざわざ銀行へ出向いて並んで降込みをしなければいけなかったのを、自宅でスマホをいじれば全て完結。
子連れで銀行へ行くのって割と神経を使うのでありがたいですね。
口座ごとで資産管理している人にはお勧めです。

残高や取引履歴もすぐに確認できるので家計簿をつける時も便利です。主婦としては使い勝手も良し!

子供の積立貯金もスマホから定期振込にしておけば楽々ね!

楽天銀行同士なら手数料無料

私も主人も楽天銀行の口座を持っています。こうするメリットは2つあります。
一つ目は回数制限なしで手数料無料。
そして二つ目は反映が早く、すぐに手元のアプリで確認ができるからです。

急にお金が必要になったものの、手持ちがない。そんなときは相手の口座に入金しておくことが24時間可能です。履歴もアプリの入出金明細に残ります。

楽天銀行同士はwin-winの関係になれるニャ。夫婦で楽天銀行口座を持つのはおすすめニャ。

楽天ポイントの還元率アップ

出典元:楽天銀行

楽天口座を作った本命の理由が楽天ポイント還元率アップのため。
ハッピープログラムのランクによって還元率は変動します。還元率を考えるなら、最低でもプレミアムランクの2倍、余裕があればVIPの3倍を狙いたいですね。

ハッピープログラムは口座残高または取引件数で決定します。

振込手数料が楽天ポイントからも支払えるのね!

ポイントも貯まるし、貯まったポイントで手数料支払い。現金は減りにくい仕組みだね。

楽天ポイントが貯まる

他口座からの振込、口座振替、楽天証券との取引でもポイントが付きます。
楽天カードの利用金額の自動口座引き落としですらポイント還元されるのは正直、うれしい。
さすがポイント還元トップクラスの楽天ですね。

楽天カード楽天銀行でポイント還元率を高くしませんか?

楽天証券口座との連携で金利アップ

楽天銀行の普通預金金利は0.02%です。(2020年2月11日時点)ところがこれを0.10%にすることが可能です。
それはマネーブリッジを利用すること。

マネーブリッジとは 、楽天証券口座と楽天銀行口座を連動させることです。
楽天証券口座の新規開設も維持費も無料。

2020年現在、多くの大手銀行や地方銀行の普通預金金利が0.001%と考えると100倍。そう考えるとやらないのはもったいないく感じませんか?

新規口座開設キャンペーン

新規口座開設するにあたって楽天銀行はキャンペーンにも力を入れています。
楽天銀行口座開設&口座に入金すると楽天ポイントがもらえます。時期によってポイントは異なります。
現在は1,000円分の楽天ポイントがもらえますよ。

セキュリティ・保障

出典元:楽天銀行 預金保険制度について

楽天銀行は上記の預金保険制度に加入しています。これはゆうちょ銀行をはじめ多くの銀行が加入している保険制度と同じです。

この預金保険制度は別名ペイオフ制度と呼ばれています。

ペイオフ制度は、預金保険法という法律で定められており、預金保険機構が運営しています。
預金保険機構とは、政府と日本銀行と民間金融機関全体がほぼ同じ割合で出資しています。

ネット銀行だからと言っても、他の銀行と変わりない補償があるので安心ですね。

セキュリティも本人確認の強化、パスワード設定、ログイン制限などがあります。
いち早く不正利用に気づくためにも取引通知やATM利用通知もしています。
もちろんこう言った設定やチェックも大切ですが、多くの不正利用の原因はフィッシング詐欺やスパイウエアで個人情報が盗み出されることです。
利用する本人が詐欺にひっかからないこと、またネットセキュリティの緩いネットカフェなどで個人情報を入力しないことが肝心です。

そういった観点からセキュリティはネット銀行のセキュリティ+利用者次第と感じています。

楽天銀行公式サイトへ

3つのデメリット

個人的にはデメリットはほとんどないんですが、考えられるデメリットを上げていきます。

楽天ユーザーにならなければ大きな恩恵が得られない

これはどこの銀行も似たようなものですが、その企業サービスを利用しないとリターンが少ないです。
楽天銀行の場合は、楽天ポイントは楽天市場利用者でなければあってもなくてもどっちでもいいポイントです。
恩恵を全て受けようとすると、自然とユーザーにならざる負えないのがデメリットに上げられます。
逆に言えば楽天ヘビーユーザーにとってはハイリターンということにもなります。

Amazonだろうが楽天だろうがなんだろうが、同じところを使い続けることがポイントを貯めるポイントなのね。

世代によっては使いこなせない

ネットに抵抗感がある人には不向きです。
また、世代によってはスマホが使いこなせない、対人のほうが安心するなどがあるかと思います。そういった場合もネット銀行というだけで精神的に安心できないかもしれません。

ハッピープログラムのランクが面倒

ハッピープログラムは取引回数または口座金額によって変動します。
口座振替を5件以上でアドバンスランク、10件以上でプレミアムランク。クレジットカード支払いをよく利用する私にとっては取引回数でランクアップを狙うのは大変です。

残るは口座金額を増やす。
人によっては口座別で管理したいのに変な縛りができてしまうデメリットにもなりかねません。

ランク上げのためにまとまった一定金額を入金しっぱなしにするっていうのも悪くはないのニャ。