【見積もり】引越し費用を安く見積もる方法・業者の選び方

日本人の平均引越し回数を知っていますか?
2016年の国立社会保障・人口問題研究所の調査によると3.04回だそうです。
20代以降急激に引越しをする傾向にあり、ピークは50代前半です。
人生を通して何度かお世話になる「引越し」。

悩みどころなのは「費用」と「安心」ではないでしょうか?

今日は引越しをお得に済ませるコツと、安心して依頼できる業者選びについてお話します。

なぜ引越料の相場を知る必要があるのか

相場とは商品が取引されるその時、その時の商品価値のことです。
引っ越し料金だと3月から4月は引っ越しシーズンなので高値。逆に閑散期である11月は年間最安値となる傾向にあるという事です。

引っ越しは商品と違い、サービス業なので繁忙期か閑散期での差が大きく出ます。
その相場をうまく利用することで引越料を安く抑えることができますよ。
逆に知らないままだと余計なお金を支払い損をすることになります。

値下げ交渉をする以上、見積もりは絶対必要です。

サービス業は値段があってないようなものなのニャ。だからこそ、ぼったくりもしやすい職種であるともいえるニャ。
えっ!?すごい親切そうな人たちだったけど??
ぼったくりされないためには「相場を知ること」。人柄は関係ないのニャ。

営業はすぐ契約を取りたがる

過去に2度、引越しをしたことがありますが、2回とも複数社による訪問見積もりをしました。
各引越し業者に電話で見積もりを依頼し、自宅にて見積もりを行うという方法です。

この時我先に見積もりに来るのが大手引越し業者の営業です。

私の場合最初は14万弱を提示され、即決してもらえればこの値段まで下げますと8万を再提示されました。

一見、魅力的な金額にも見えてしまいますが、ここで気を付けてほしいのは一気に6万弱も安くできるカラクリです。

私がその営業マンのものすんごい好みだったとか、すっごい美人だったとか、、、そんなことありませんw

元値の14万は、それだけ利益を含んだ額をふっかけてきているということになります。
最初に高い値段を見せておいて、額を一つ下げるだけで安く思える人間の心理をうまく使った営業方法です。

何が言いたいかと言うと、「即決してもらえれば」「あなただけ特別に」と言った営業文句を鵜呑みしないことです。

営業マンは我先にと見積もりから契約を一本釣りしようとしてきています。
彼らはそれが仕事ですから良いも悪いもないのですが、消費者の立場からすると無駄な支出を避けるためには即決は厳禁ということです。

14万を8万円にしてくれるんですか!?安いっ!契約しますぅぅ!!
流されるニャァァァ!!それだけ安くできる理由を考るニャ!!
ついつい値段に目がいってしまった。
相場を知るには相見積もり交渉が有効ニャ。やり方を紹介するからやってみるニャ!

相見積もりによる値引き交渉術

値引き交渉するために必要なことは2つ。
相場を把握しておくことと、複数社見積もりをすること。
相場を知らないのは、カレーを作ろうとしてルーがない。それほど交渉の決め手になるものです。
複数社を見積もりするのは、競い合わせることで安値をたたき出させるためです。
この2つのコンボで交渉が初めてできる状況が作れます。

訪問見積もりのコツ
  1. 全ての営業に対して見積もりの前に「相見積もりであること」を伝える
  2. 1社目で即決しない
  3. 営業の言葉を鵜呑みにしない
  4. 引き際はスマートに

3社による相見積もりのやり方

1社目:見積もりを終える
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2社目:1社目より高ければ「1社目はこの金額でしたがどうでしょう?」と交渉を1回挟んで見積もり終了
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3社目:見積もりが他より高ければ「今一番安いのがこの額ですがどうにかなりませんか?」と交渉して見積もり終了
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以降:これを繰り返す
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決定:最終見積もり金額や契約内容で引っ越し業者を決める

訪問見積もりから決定まで大体1~2日程度で決めましょう。



「この金額がうちの限界です」と言われた場合はこの2つを言ってみましょう。

・似たような金額で正直迷っているところ
・対応が一番良かった御社にできることならお願いしたい

何かあと一押しあれば即決できる状態であることを営業に伝えてみるのも手ですね。
業者によっては値引きはできない代わりに、オプションサービスなどをしてくるところもあります。

粘りすぎるとどこの業者からも嫌な顔をされてしまうので、決めるときは即決しましょう。

例えばさっきの「あと一押ししてくれたら」という状況を作っておいて、「もうちょっと、もう一声」となると営業はどう感じるでしょうか?
きっと、ゴールの見えない交渉に感じます。そうすると時間の無駄と感じ、他の契約を取りに行ったほうが効率的に思えます。

お互いが気持ちよく契約を交わすには決断力も必要です。


やり方次第では大きな利益をもたらします。
その代償として相見積もりはとにかく時間と労力がかかります。

こんな人におすすめ

時間に余裕のある人
交渉が得意な人
値引きにチャレンジしたい人

価格競争をさせるなんて私にはできないよ~。交渉なんてとんでもない。

私みたいなのは、高い料金を支払うしかないのかなぁ。
まだ方法があるニャ。
誰でも、簡単に、すぐ料金比較ができる方法が!
そんな方法があるの!?
急いで次の解説に行きましょーーー!

一括見積で簡単比較

誰でも簡単に比較できるのが「一括見積」です。
インターネットが使えれば、時間も労力も一切不要。見積内容を入力するだけで複数社の値段が比較できます。

引越し侍

地元密着型から大手まで幅広く見積もりができるのが最大の利点です。
その数290社以上。最大10社まで無料一括見積が可能です。


これなら誰と話すこともないし、時間もかからないわ。とっても楽。
それ以外にも引越し料金を安く抑える方法があるニャン。

引っ越し料金を安く抑える方法

閑散期に引越しをする

先にも言った通り、繁忙期と閑散期がある引越し業では年間を通して引越し料金は変動します。
タイミング的には1月中旬、2月上旬、6月、11月がねらい目です。
11月~2月上旬は年末から年始にかけて引っ越し需要が少なく、6月は梅雨の時期で人気ありません。
繁忙期は3月~4月、7月下旬、12月下旬です。
新生活時期と夏季・冬季の長期連休が込みます。
基本的に連休は繁忙時期と考えていいでしょう。また、月末も引越しは需要があるようです。


平日に引っ越す

時期と同様、みんなが引越ししたがる土日祝日は高めの料金になります。
逆に安いのは平日。土日祝なら日曜の午後で交渉すると値引きされるかもしれません。わざわざ日曜の午後に荷ほどきする人は少ないですからね。


梱包は自分で済ませる

スタッフが多ければ多いほどコストがかかります。自分でできることは自分でやりましょう。


余計なオプションはつけない

よくあるのは安心保障ですね。大体1,000~3,000円で付けることができます。

そもそも引越し業者は2種類の保険があります。

運送業者が必ず加入しなければならない運送業者貨物賠償任保険。もう一つは引越荷物運送保険です。
運送業者貨物賠償任保険に未加入なら、その業者は許可なく運送の仕事をしているので依頼しないようにしましょう。
この保険により運送業者が運送作業中、委託された荷物に紛失や破損が生じた場合、依頼主に対して負う賠償責任を補償します。
宝石、美術品、骨とう品などは補償対象外。もし国宝級のお宝がある場合は、専用の運送会社を選ぶ必要があります。

引越荷物運送保険は私たちが任意で加入するオプション保険の事です。

既に引越し会社が保険加入しているのにまた更に任意保険に加入する意味ありますか?

引越しの需要がない時を選ぶ、余計なオプションはつけない!
安心できる業者の見分け方の最低ラインとしては「運送業者貨物賠償任保険」に加入しているかどうかを確認するニャ。
最安が最高じゃない!一番やすいこの会社にしよーっと。
安いには裏がある。そういうものもあるニャ。

最安値のデメリット

相場がわかれば平均値がわかるのでぼったくりのライン、最安のラインがわかることでしょう。
それよりも安い業者を血眼になって探して失敗するケースもしばしばあります。

というのも、繁盛期は何でも屋みたいな「時期で引越し業者をやっている」ところもあるからです。
安心かどうかと考えると口コミも少なく、心もとなさを感じませんか?
引越し後に見積もりと違う金額を請求されるトラブルもネット上では起きています。
最安値で選んだが故のトラブルも少なからずあります。

繁忙期であるほど、低品質な業者もでてくるから最安値ばかりとらわれすぎないように。
費用と安心、この天秤が辛すぎる!

ココで安値を見極める!

一つの目安として、大手引っ越し業者の行っているフリータイム便が挙げられます。

私も単身で東海地方から関東地方へ引っ越しましたが、通常の引っ越しより3万円ほど安くなりました。
引っ越し方法は、トラック1台を複数人の契約者の荷物で埋めて運ぶというものでした。
こうすることで人件費と運送料が抑えられるので、契約者の負担額も抑えることができます。
これは大手だからこそなせる業であり、個人の引越し業者がマネできるものではありません。だからこそ、そこが安価料金のラインとして目安となるわけです。

フリータイム便のメリットは料金が数万円安くなる。
デメリットはいつ届くか近日にならないと確定しないという事です。朝から夜までのどこかで届きます、というスタイルになります。
ですから引っ越しに余裕がある人は、不定期便、フリータイム便、夜間便、パック便と呼ばれるものを利用すると引越料が格段に安くなるのでおすすめします。

企業努力の価格設定を安値のラインとするわけね。なるほど、これで安心したわ。

「早割り」の利用方法

引越しの早割はインターネットの見積もりによく見かけることがあります。
会社によっては面談見積もりでも早割をしてくれるところもあります。
お得なのはうれしいですが、早割は全員が全員お得とはなりません。

早割を利用しなくても引越し料金は下げることができる

サービス業の価格は、年間を通して変動するという話をこれまでしてきましね。
ということは、閑散期であるなら早割を利用する意味がないんです。

「早割」と呼んでいるだけ。
業者からすると「契約してもらえるならそれくらいの値引きは可能ですよ」ということなんです。
閑散期での引越しを予定しているのであれば、わざわざ早割を利用しなくても見積もりで同額程度までの交渉が可能という事になります。

飛び込みでも安くなることもある

ホテルで当日割引ってありますよね?予約だと1室8千円の部屋でも当日飛込みで夕食もなしなら4千円で宿泊できちゃうっていうあれです。

引越しでも同じことが起きます。
スケジュールに空きがあれば埋めるために値引き交渉がしやすくなります。


つまり自分で交渉できる能力があり、交渉しやすい時期やタイミングならば早割よりも安い料金で引越しができる可能性が十分あります。

早割で得する人はこちら

定額パック利用者


定額なので早割を利用すると単純に安くなりますね。


繁忙期の引越し

既に繁忙期に引越しするのが分かっている場合は早割はお得です。
そもそも繁忙期は需要がある限り、価格設定は業者のほうが有利ですからどうしても高くなります。
早割を利用することで少しでも安くできます。


インターネット一括見積利用者

時間や労力を極力かけたくないけど、安さも求めたい。という人にはインターネット一括見積りを利用する人が多いと思います。
ネット一括見積りだと早割を活用している企業は多くあるのでぜひ利用して費用を抑えましょう。

早割をおすすめする人、しない人

【◎】 定額パック利用者、繁忙期の引越し、インターネット一括見積利用者
【×】 閑散期の引越し、訪問の相見積りをする

サービス業は割引名とかに惑わされニャいでほしい。
需要があるか、ないか。ここが最重要ってことを忘れなければ、お得に引越しできるようになるニャ。
不用品の買い取りサービスを利用すると引越し費用に充てることができるわね。

最高にめんどくさがりなら「引越し+不用品買取」の業者にお願いするのもナイス選択!

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