こんにちは、まとりです。
今日は「結婚相手の条件」についての記事です。
いきなりですが、私には忘れられない言葉があります。
それは、
「友達は点の付き合い。結婚相手は点を繋げた面の付き合い。だから結婚相手を選ぶのは大変」
というものです。
これは私が18歳の頃、当時バイト先の先輩に言われた言葉です。
あれから時が流れ、私も結婚して出産も経験しました。
若かったころは「へぇ~」くらいでしたが、今になると「その通りだな」と感じることもありましたので、そんなエピソードなんかもご紹介したいと思います。
もしあなたが幸せな生活を送りたいなら、参考にしてみてください。
幸せになる結婚相手の条件
結婚生活がうまくいかない原因
「なるほど」と思った先輩の結婚相手の条件
早朝のコンビニで私と先輩(以下:石田さん)はバイトをしていました。
石田さんはとても親しみやすい人柄で、さばさばした性格。
年齢は6つくらい上でしたが、見た目は芸能人の若槻千夏似で容姿も性格も若々しいです。
そんな石田さんとは、オフでも週に1回は食事に行く仲で良くしてもらいました。
バイト先に先輩の元カレ現る
ある日、たまに来る男性客と石田さんが親しそうに会話しているところを発見。
その男性客は近くのパチンコ店の店員です。
当時パチスロしていたので、すぐわかりました。
男性客が退店後、何気ない会話として
あの人、近所のパチ屋スタッフですよね。
小さな地雷を踏んだ気がしたのは内緒です。
石田さんの元カレはスラッとしたスタイルで、爽やかな青年。
となれば、気になるのはただ一つ。
若さゆえのド失礼な質問です。
別に気まずいとかはないよ。
会ったら日常会話くらいするけど。
正直、別れたら二度と会いたくないと思う私には理解できませんが、そういう別れ方もあるんだなと思ったのでした。
その後、私は石田さんの婚約者と会うことになります。
婚約者の寄り道とは?
私たちにはいつも通うラーメン店がありました。
いつも通り一緒に行こうと約束した日。
まとりちゃんに会ってみたいんだって。
と聞かれ、どんな人なのか気になった私は「全然こっちはいいですよー」と返事しました。
私は石田さんの車に乗せてもらい、彼氏さんは職場から直でラーメン店集合でした。
元カレを見ているわけですから、同じ系統かなと想像していました。
「おまたせー」
と登場したその男性は、つなぎ姿でやってきました。
仕事は車やバイクの整備士さん。
体格が良く、無精ひげが生えて、19歳の私から見ると「一生懸命働いてきたおじさん」でした。
イメージとかけ離れたジャンルの彼氏さんに、美女と野獣が思い浮かびます。
話してみると、豪快で裏表のなさそうな気さくな人。
私の事も石田さんから聞いていたようで、「いつも話にでてくるまとりちゃんねっ!」とフレンドリーで話しやすかったです。
2人はバイクが趣味で知り合ったそうで、付き合って1年半ほどで結婚そろそろかなという時期でした。
ラーメンも食べ終わり、そろそろ帰ろうかという時、
「俺はちょっと寄ってくところがあるから。またね、まとりちゃん。」
と、お店を出ていきました。
気になる?大体行く場所は察しがつくから行ってみる?
興味本位の流れで彼氏さんの『ちょっと寄ってくところ』へ行くことになりました。
「ついたよ」と言われたのは帰り道にあるビレバンの駐車場。
「なんだ。買い物か~」と思いながらお店を見ていると、
この店に絶対いるよ。
さっき車あったの確認したし(笑)
石田さんはビレバンと真逆方向のお店を指さしました。
そこは大人のお店。
成人男性向きのビデオやDVD、ちょっとしたグッズが売られているような場所です。
本当に出てくるのか、しばらく待ってみました。
5分後若いカップルが1組、恥ずかしそうに手をつないで出てきたところで、
職場から自宅までのルート上にあるから便利らしいよ。
いつ出てくるかもわからないから店内で声かけて、ビックリさせてやろう。
言われるがまま、お店に初入店。
店員さんも「え?女2人組?」みたいな顔してました。
そんなことお構いなしに、石田さんは2階フロアへ。私も後に続きます。
そこには、しゃがみ込んで真剣な眼差しで見切り品を物色している彼氏さんの姿が。
片手には3本ほどDVDがストック済み。
彼氏さんはビックリですよ。
周囲を一周グルっとみまわしてましたからね。(笑)
でも観念したのか、動じることなく「ここ種類多いんだよね~」って(笑)
借りようとしているDVDの好みや、良いところを紹介してきたりして、笑っちゃいました。
「そんな性癖ここで暴露せんでもええやん」と。
当時の私には刺激の強い出来事でした。
【AVビデオショップで彼女と鉢会う】ってかなりのパワーワードですが、そういうのも笑い話にできる仲の2人だったんです。
価値観は結婚生活でかなり重要
次のバイトのとき、結婚願望の強かった私はどうしても気になったことがあり質問しました。
例えば友達って「趣味」とか、「このアニメが好き」っていう点と点の繋がりで楽しければそれでいいけど、
結婚相手ってなるとその点を全部繋げて面での付き合いになるからね。
あの人とはそれが楽しかったり、許せる範囲だから良いのかもね。
結婚は面?
元カレと彼氏さん、全然タイプが違うけどそういうものなのかな~?
石田さんの表現で「なるほどな」とは思いましたが、当時の私にはあまり響いていなかったように思います。
しかし、結婚歴10年目の今の私はいい言葉だなと実感します。
面=価値観。
【家族はひとつのチーム】というのを、結婚生活や育児で知ったからこそ、石田さんの言っていることは「なるほどな」と思えるわけです。
タイプ、容姿、収入などの結婚条件より大切な幸せになるための基本条件。
それは価値観が合うかどうかです。
友達はその場限りの楽しさ。結婚相手は全体的に楽しめるか、妥協できるかが大事。
価値観のすり合わせは結婚には必要不可欠
価値観が似ている結婚相手の方が幸せになりやすい
価値観が全然違う人と、似たような人。
どちらと結婚しますか?
割とあるあるな二択ですよね。
ぶっちゃけると、似た者同士のほうが楽です。
分かりやすく形にするなら、レーダーチャートが重なるほど、お互い長所を伸ばしていくこともできるメリットがあります。
0から1作ることは難題ですが、1を2や3にするのは本人の努力や環境次第なわけです。
例えば極論、女性のネイルが絶対無駄っていう男性と、ネイルが趣味っていう女性って既に大きな溝があるわけじゃないですか。
自分の必要な物が結婚相手にとっては不用品って言うのは許しがたくないですか?
結婚は2人で新しい価値観を構築していく作業でもあります。
もう土台からボロボロの上に立派な家は建ちませんってことです。
我慢するのも良くないですよね。
一生我慢し続けるって単純に心身にとって毒。
その我慢なり嫌なことの先に明るい未来があればいいですよ。
でも、やみくもにずーっと我慢し続けるような結婚生活で幸せになれるわけはありません。
だから価値観が近い人同士のほうが、安定した関係や価値観を作りやすいんです。
全く違う価値観だとしても、お互いが尊重し合い、譲り合いや協議を重ねて両者が納得できる落ちどころを見つけることができるのなら問題はありません。
付き合う段階で、価値観のすり合わせがどれくらいできるかは結婚生活にも響いてくるでしょう。
結婚生活がうまくいかない原因
逆に結婚生活がうまくいっていない人は、「価値観のすり合わせができていないかも」と疑ってみましょう。
起きて、仕事行って、帰宅、飯風呂、寝る。
こんなルーティーンじゃ夫婦円満にはなりません。
それはただの同居人です。
小さな不満が重なって大きな悩みになる前に、話し合いをしましょう。
1人で悩んでいても、相手には一切伝わりません。
感情はひとまず置いておいて、最近どんなことで悩んでいるのかを相談として持ちかけると相手も話を聞いてくれやすくなります。
いきなり「あなたが悪い」と言ってしまえば喧嘩の合図になってしまいます。
話すのが無理なら、手紙やラインなどの文字でもいいですね。
そいういう家族会議や夫婦会議をの時間を作るのは、夫婦円満の秘訣です。
価値観が似ている人同士の方が楽
価値観のすり合わせが論理的にできるか
夫婦がすれ違い始めたら会議をして悩みを共有する
私が結婚相手を決めた理解力や気配り
私と旦那は中学時代の同級生です。
3年間同じ学校、中学2年のときは同じ班でした。
だから信頼関係とか、家柄とかは事前リサーチ済みみたいなところもあってすっ飛ばしてます。
『ずっと付き合っていた』なんて純愛物語ではなく、たまたま友人の結婚式で会ったのがきっかけでした。
私と旦那は受付を頼まれていました。
結婚式当日、ご祝儀袋に名前を書く筆ペンがなくて慌てる私。
家中を探しても筆ペンがなく、時間ギリギリに。
と家を出て旦那を迎えに行きました。
会うや否や
迎えが遅いから大体想像がついた。
そうきたか。
中学時代を共にしたから人柄は十分知っていて、私への理解が早い。
今思えば、付き合ってもいない時の筆ペン一本で結婚を決意したと言っても過言ではありません。
それくらい相手への配慮や理解ってズキュンとくるものです。
価値観合っていいなと思える人がいるのなら、気配りや配慮は最高の武器です。
似た者同士あるある
価値観が似てるとテレパシーか?と思う事が多々あります。
子供と3人川の字で寝付くところ、心の中で「あそこのたい焼き食べたいな~」と思っていました。
全く同じタイミングで旦那から「たい焼き食べたくね?」って言われる。
そして急遽、明日の予定はたい焼き屋に行く。
久しぶりに以前住んでいた町に来たから「あそこのカレー屋さん数年ぶりに行くとかどう?」って聞いたら「それ、それもすごい考えてた。行こう。」とか。
相手の考えてることが何となく伝わる現象は面白いですね。
楽しみも共有できるようになるには、やっぱり価値観が近い人だからこそです。
落としたい相手がいるなら、相手を深く理解する
楽しいことを共有できると幸福感を感じやすくなる
価値観は人それぞれと言うのは前提ですが、同じ感性の人ほど無利益な喧嘩は回避できます。
結婚相手を選ぶときは「面の付き合いができるか」をチェックしてください。