毎年の確定申告は面倒ですよね。
確定申告をもっと楽に済ませたい!
だって、幼児連れで長蛇の列に並びたくないんだもの。
というわけで、インターネットから確定申告が可能な「e-Tax」を利用しました。
ネット確定申告の流れをざっと紹介して、細かいところは別記事にて図解多めで解説します。
確定申告初心者
特定口座を利用のみの申告
e-Taxの利用手順
利用者識別者番号の取得方法
まず、確定申告の事前準備から解説を始めていきましょう。
利用者識別番号
確定申告で必須なのが、利用者識別番号です。
利用者識別番号が無くてはe-Taxの利用ができません。
利用者識別番号とは、確定申告時に使うIDのようなものです。
まず最初に取得済みかどうかを確認しましょう。
確定申告が初めての場合は、発行されていないので飛ばしてもらって構いません。
利用者識別番号の確認方法
・確定申告通知ハガキ
・過去の申告書控え
ハガキか申告書控えに、利用者識別番号が記載されています。
申告書控えには、パスワードも記載されている場合があります。
取得しているはずなのに、見つからない場合は国税庁ホームページから変更届け出書を提出するようにしましょう。
税務署から郵送で通知が来るため、申告期限までに10日以上の余裕が必要です。
申告期限が間近な場合は、新たに利用者識別番号を取得することになります。
ただし、過去の確定申告の履歴が閲覧できなくなるデメリットがあるので、注意してください。
詳しくは、【e-Tax 利用者識別番号や暗証番号をお忘れになった場合は】を参考にしてください。
①届出書の提出
届出書を提出する方法は2つあります。
一つ目は、パソコンやスマホから済ませる。
二つ目は、税務署のパソコンから済ませる。
作業時間は約10分程度です。
届出書の提出作業を、どこで済ませるかの違いだけです。
記入項目は個人情報や暗証番号です。
暗証番号はe-Taxにログインする際必要になるので、メモするなりして忘れないようにしましょう。
それぞれのメリットは
【パソコン・スマホから届出を提出する場合】
・自分の好きなタイミングで行動できる
・人混みを回避できる
・スクリーンショットでデータ保管ができる
【税務署で届出を提出する場合】
・税務職員がフォローしてくれる
・パソコンが用意されている
です。
利用者識別番号の届出書の提出手順をより詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
②税務署へ届出書の確認
作業時間は約5分です。
自分で「利用者識別番号の届出の提出(①の工程)」を済ませていない場合に限り、約10分~15分になります。
通常の確定申告窓口とは別窓口になるので、混雑はしにくいですよ。
届出書の確認に必要な物は、
・運転免許証(身分証明ができるもの)
・利用者識別者番号(自身で①の工程を済ませた場合のみ)
です。
受付に「e-Taxに必要な利用者識別番号の届出確認をしたいです」と伝えると、担当窓口に案内してもらえます。
受付では用紙を受け取り、個人情報と取得した利用者識別番号を記入します。
税務職員とパソコン入力をして、控え書類を受け取り終了です。
帰宅後にe-Taxの受信メッセージに「電子申告・納税等開始(変更等)届出(ID・パスワード方式利用届出)」というメールが届いていれば、e-Taxの事前準備が全て完了です。
受け取った書類は、今後の確定申告でも使う重要書類になります。
紛失しないよう、必ず大切に保管してください。
紛失した場合は、最悪翌年も同じ作業をすることになるかもしれません。
税務署の届出の確認をより詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
③自宅から電子申告
ここでやっとe-Taxから申告をします。
用意する物は、
・利用者識別番号と暗証番号
・昨年度分の確定申告書類(繰越損失がある場合に限り)
・申告する年度の特定口座年間取引報告書
の3点です。
特定口座年間取引報告書は、証券会社に対して事前に書類で郵送をお願いしておくと、自宅に届きます。
仮にその手続きを忘れていても、証券会社のマイページなどから閲覧することが可能ですから安心してください。
作業時間は申告内容にもよりますが、株の申告をしたときは15分程度かかりました。
申告内容に間違いがあった場合は、確定申告の期間内にもう1度電子申告を済ませば大丈夫です。
特に届出や税務署に連絡する必要は、ありません。
ただしデータ処理が早く進む可能性があるので、なるべく早く訂正データを送信しましょう。
データ送信後は送信結果(即時通知)の確認」画面、「受付結果(受信通知)の確認」と言ったデータ送信完了のページを、スクリーンショットなどで保存しておくことをお勧めします。
受付番号が記載されているので万が一何かあったときに税務署がそこからデータ検索をします。
電子申告の手順は画像多めに解説しているので、こちらの記事を参考にしてください。
これが本当にストレスフリー!
④還付金のお知らせ と ⑤還付金振込
電子申告からどれくらいで還付金が入金されるのか、国税庁の回答を調べてみました。
Q42 還付金はどのくらいで還付されるのですか。
引用元:国税庁【税金の還付】
A (中略)還付金の支払手続にはおおむね1か月から1か月半程度の期間を要することをご理解ください。
(中略)e-Tax(電子申告)で提出された還付申告は3週間程度で処理しています。(e-Taxで1月・2月に提出された場合は、2~3週間程度で処理しています。)。
申告から3週間以上経過しても還付金が振り込まれていない場合は、
e-Taxのメッセージボックスの確認から、還付金処理状況を確認しましょう。
正常に処理されている場合、「申告書類を確認中」、または還付金の振込予定日が表示されます。
手続きがされていない場合、「還付金処理状況画面に表示できる情報はありません」と表示されます。
考えられるのは、データ送信を完了していない可能性が高いです。
手続きが途中で止まっていないか、データ完了したのかを確認してください。
税務署から、わざわざ還付申告の電話や連絡が来ることはないので、自分で対処する必要があります。
電話で問い合わせるのもいいでしょう。
利用者識別番号があれば、税務署のほうでも現状を教えてもらえますよ。
超スピーディー!
利用者識別番号を再取得した時の対処法
おまけとして、私がやらかした失敗経験談をご紹介します。
既に利用者識別番号を取得していたにもかかわらず、ネットから再取得(①の作業)をしてしまいました。
簡単に経緯を説明すると、
・自分のミスで新しい識別者番号の届出作業をしてしまう
・すぐに、昨年に作成した利用者識別番号で電子申告を済ませる
・数日後、申告内容の間違いに気づき再申告しようとするも、昨年の利用者識別番号が廃止のエラーが出る
・新しい利用者識別番も、届出書の提出の確認が済んでいないため利用不可
という、何ともマヌケな話です。
税務署に問い合わせて何とか無事、電子申告はできました。
同じようなドジっ子さんは、こちらの記事を参考にしてください。
電子申告を利用した感想は、非常に楽!
ストレスフリー最高です。