【子供に学ぶ】行動する人としない人の違いは成功体験の有無だけ

人間は経験で判断する

私は今4歳になる子供を育てています。これくらいの子供は毎日「なんで?どうして?」と目に付くものを片っ端から質問してきます。それは大人がどう回答したらいいのか悩むものもあります。

「なんでパパは仕事いくの?」「なんで今日は曇りなの?」 「どうしておばけって足がないの?」

同じように子育て経験のある人なら思わずドキっとするような質問もあったのではないでしょうか。
その疑問が発展して思いがけない行動にでることもあります。

例えば天道虫が見たいとなれば公園にいき、見つければずっと観察している。そのうち手にとってみる。
飛んでいってしまったらびっくりしながらも「天道虫は飛ぶんだ」ということを学びます。
最終的には卵から飼いたい!となるわけです。
虫嫌いなのに付き合わされる私は毎日のお世話が地獄。その横では子供の目がキラキラ輝いています。

一方、大人は違います。
私はもう天道虫が飛ぶことなんて経験で知っているし、卵からどのようにして成虫になるのかもスマホで調べれば知ることができます。
ある程度のことは経験を元に予測できますから卵から幼虫、蛹、成虫になるであろうと考えることができます。

それは生きる知恵や知識。経験とはそういうものです。

しかし、子供に付き合ってみると今まで知らなかったことや、疑問に思いもしなかったことと出会うこともあります。やはり子供の発想力や柔軟性には驚かされますし、すごいなと関心してしまうときもあります。

芸能ニュースとかそういうものしか調べてないやぁ。
自分の生活圏内のことで興味をもつ範囲を広げるといいかもしれないニャ。

経験をするということは知恵が増えるということ

知恵や知識とは経験だといいましたが、経験の数が少なくなるとそれまで培われてきた知識は過去のものとなり使い物にならなくなります。
よく「私たちのころは」のフレーズで始まる昔語りや自慢話がまさにそれです。
経験をしていないから新しい知識が手元に無く、昔話しかできる話がないという悲しい裏事情があります。


つい先日おもしろい70近いおじさんとの出会いがありました。義理妹の叔父なのですが見るからにバイタリティ溢れる雰囲気をまとっていました。その叔父さんが

「このあたり(岐阜県)ってどんな産業が盛んなの?よく聞くのは鵜飼だけど鵜飼って時期的なものでしょ。みんなが食っていけないじゃない?この辺りを散策してみたけどコレって言うものが見当たらないんだよね。どうやって生活しているんだろう?」

といわれたました。初対面で岐阜をディスりやがって!!コノヤロー!!なんて思うより遥かにこんな尖った質問してくる人ってなかなかいないと悟空並みにワクワクして色々質問をしちゃいました。

叔父さんは若かりし頃は勤めていた会社の営業成績トップ。
それから仕事をやめて自営業を始め生活していましたが東日本大震災で全て流され、今は実家の自営業を継いでガス販売をしているそうです。

着眼点が変わっているなと思いましたが経歴を聞いてなるほどなと思いました。行動力のある人は散策ですら疑問解決のヒントを探すような目線をもっているんだと痛感したわけです。
言わずもがな、叔父さんの昔の自慢話なんて一つもありませんでした。すごい酔っ払ってはいましたが賢く品がある人でした。

日常のどんな些細な事でもいいのでまずは疑問に思うこと。これが第一歩です。
当たり前と思わないで一度当たり前を疑ってみる。そうすることで今までと違う角度から物事を見ることができるようになります。

新しい事を始めると見る目が変わったりすることもあるのニャ。

毎日同じ繰り返しにするよりたまにスパイスをかけることも人生の彩りなのニャ!

小さな成功体験が次の行動へと繋がる

例えばダイエットに成功したら自信がついてより痩せようと思えますよね?そういう成功体験の積み重ねが行動力を倍増させてくれます。

私自身今は行動力がある方ですが、昔は全くなかったです。小学生までは真面目で内気。周りの目や評価を気にして生きていました。

本来の性格は男子と腕相撲やサッカーをするような活発で明るいのですが、授業中は挙手すら恥ずかしくてできない、朗読の声も小さい。美化委員で先生から「ほうきの使い方が上手ね」と褒められたのが6年間で一番嬉しい思い出です。多分、先生は私が男子と遊ぶようなやんちゃな性格だと思ってはいなかったと思います。そんな2面性のある複雑な子供でした。

そんな自分が嫌で嫌で仕方なかったので中学に上がるのをきっかけに自己改革をしてやろうと決意しました。
うちの中学は2つの小学校が合併するので学年の半分は知らない子たちです。
新しい環境になるから自分もリニューアルしようという安直な考えでした。

何をしたかと言うと、クラスの役割決めのとき「班長」で挙手したんですよ。人の上に立つような役職をやれば何か変わるかなとそれだけで決めました。
さすがにクラスに2人しかいない議員とか学級委員長だと敷居が高いので、その下の班長にとどめましたw

そして当日、授業中に手も上げられなかった奴が一世一代の思いで汗ばんだ手を伸ばして班長に立候補。
まぁ、立候補者が少なかったのですんなり班長になれました。

ただそれだけですが自分が変われたような気がしてそれ以降2面性が解消されました。

ここが人生の分岐点だったと思います。
その後、高校はうちの中学からは3人しか通わないような遠い商業学校へ。
部活は演劇部で人前に立って演じている。高校1年の夏には石川県能登市で高校演劇のワークショップにたった一人で参加。3泊4日くらいで全国から高校生が集まるワークショップです。

小学生までの自分からしたら考えられない変化です。

最初のきっかけは班長に立候補したこと。人は変わろうと思えば変われるんだという経験と成功体験になりました。その後いろんな体験をしていくうちに行動力が磨かれていきました。

外食一つとってもメニューは周りが決めてから決めていましたが、今は誰より早く決めます。

どんな些細な事でもいいので成功体験を積み重ねることが行動力を鍛える方法です。

行動力って生まれ持ったものだと思ってたけど後天的なものもあるんだね。
自信は後からついてくるのニャ。自信があるから次の行動ができる。行動力は鍛えることができる能力なのニャ!

分かりやすいのは筋トレやダイエットじゃないかニャ?数値化されてるから目標達成がわかりやすいのニャ。
悩む人は通知化できて分かりやすいものを目標にするといいのニャ。