【楽家事 食洗機】食洗機所有者の4人に1人が使っていない!?その理由とは?

個人的な三種の神器の一つ。それが食洗機。
新居を建てて食洗機がついてきたものの、1度も使ったことがないという友人がいます。
使わない理由は「電気代と水道代がもったいない、家族が少ないから手洗いで十分」というもの。
宝の持ち腐れでもったいないと思います。

今日は食洗機と手洗いの比較と、食洗機を使うメリットについて話たいと思います。

食洗機所有者の4人に1人が使わないままという事実

友人のように自宅に食洗機があるのに使わない人の割合は4人に1人だそうです。
使わない理由も気になるで見てみましょう。

出典元:Woman Smile Report
出典元:Woman Smile Report

1位 時間がかかる(手洗いしたほうが早いから)
2位 少量のみ食器洗い機を使うと効率が悪いと思うから
3位 汚れ落ちに不安があるから
4位 洗えない素材のものがあるから
5・6位 電気代・水道代がかかるから

食洗機に限らず、家電は使わないと壊れやすくなるのニャ。使わなくても年に1,2回は運転してあげないと。
設備分、住宅費用に含まれているのに使わないなんて損じゃない?

食洗機 vs 手洗い どちらがお得?

5位、6位の電気代・水道代がかかるから。
手洗いでも水道代はかかりますからね?温水なら電気代、ガス代もかかっています。

大事なのはどちらがいくら節約できるかではないでしょうか。
固定費の節約は大事という話を何度かしていますから、もちろん水道光熱費を節約することは重要です。
では、比較をみていきましょう。

Rinnai

食洗機:ビルトインタイプ Rinnai RKW-404A  60℃給湯接続

手洗い:洗い桶に40℃のお湯10リットルをためて洗った後、毎分6リットル・9.7分間すすぎ洗いした場合。算出基準料金(税込)

1日2回使用した場合の365日で算出。

約5人分の食器37点を1度に洗浄することが可能で、手洗いに比べ年間約13,400円の水道・光熱費の節約になります。

出典元:Rinnai

Panasonic

パナソニックのシミュレーションでは以下のようになっています。
食洗機は少量のお湯を循環させて使うため、使用料水量は手洗いの約1/9。
ランニングコストは約51%も節水になる。


食洗機なら、1回あたり約28.6円(NP-45MD8シリーズの場合)
手洗いでは、1回あたり約58.5円

節約は年間約21,800円(1日2回×365日をかけた数値)。

出典元:Panasonic

資源エネルギー庁

日本の経済産業省の外局である資源エネルギー庁によると、手洗いより食洗機のほうが年間約8,870円節約になるとしています。

出典元:資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬

食洗機のほうが安い

節約金額は異なるものの、一貫して食洗機のほうが節約できるという結果になりました。
どの比較でも水道代がやはり大きな差が生まれる原因です。

食洗機でよく間違ったイメージを持っている人がいるのですが、稼働中の食洗機の中はプールみたいに満水になっているわけではありません。
少量の熱湯をノズルから噴射させて汚れを落としています。水の量で言ったら目で見て5センチくらい溜まっているだけです。節水効果は高いです。

水で手洗い、タワー洗いでギリギリまで節水を頑張ったとしてもせいぜい年間1~2千円の節約が限界ではないでしょうか。
節約術としてはストレスが溜まりやすいので長期的な節約とは言いにくいですね。


食洗機代が6万で年間8,800円の節約できる場合、約7年間使えば元が取れます。
プラスα時間が作れるのでローリスクハイリターンの初期投資ではないでしょうか?

見事に食洗機に軍配があがったわね。
お金も大事だけど、時間こそ確実に有限な資源。
1日の食器洗いの時間を50分とすると年間18,250分、304時間、12.6日は食器洗いに費やしているのニャ。
どう思うニャ?
12日と半日を食器洗い!?気にしてないだけで、すごい時間。
食洗機なら入れるだけだから5分以内。1日10分。
手洗いの1/5ニャ。日数換算すると2.5日分にまで減らせるのニャ。
浮いた10日でなにしよー!?

感情を抜きにして食洗機を考察

では食洗機を使わない理由ランキングを利用して、感情論を抜きにして食洗機を考えてみたいと思います。

4位 洗えない素材のものがあるから

確かに食洗機で洗えないものはあります。
例えば、鉄製フライパン、ひび割れがある食器、貫入食器 、木製食器、すず製のコップ、金やプラチナの付いた食器、耐熱温度90度以下のものなど。

自宅の食器を思い出してください。
全部木製食器だよー、すず製ですよー、金やプラチナついてますよって人、いますか?

最近は食洗機対応食器が多く売られていますし、食器なら基本的に洗えます。
洗えない素材のものより、洗える素材のほうが圧倒的に多いです。

3位 汚れ落ちに不安があるから

初めて家庭用の食洗機がでた1960年から60年経過しています。食洗器が進化し続けているのは間違いありません。それは洗浄力も同じことです。
そもそも60℃の熱湯を使って洗浄ができるため、ほとんどの汚れは浮き上がって落とされます。
動物油脂は50℃~60℃で融解温度。ですから、40℃前後の手洗いよりはるかに油が落ちます。
ちなみに人が60℃のお湯に手を入れ続けることは不可能。とてもじゃないですが、そんな熱湯で食器洗いはできません。

さらに言うなら雑菌が繁殖しやすいスポンジで洗うより、熱湯で殺菌しつつ洗ってくれる食洗機のほうがはるかに衛生的です。
高温洗浄で食中毒の原因となる菌も殺菌することが可能です。布きんでお皿を拭く必要もないので、手でベタベタ触ったり、水滴の拭き残しも全くありません。

私も使う前までは信用しきれていなかったんですが、ドレッシングやカレーが付いたお皿もピカピカのカラカラに乾燥された状態で仕上がってきます。

ただし、食器の入れ方が適切じゃない場合は洗い残りができます。食器は洗浄が行き届くように、重ねすぎないことが大切です。

2位 少量のみ食器洗い機を使うと効率が悪いと思うから

その通りです。だから私は食洗機でまとめ洗いをします。
3人家族で、日中は息子と私が在宅という生活スタイルです。
1日2回食洗機を稼働させています。息子と私の昼と夜の食器で1回、主人の夜の食器と朝の食器で1回。

手洗いでまとめ洗いをしようとなると、場所をとるため調理の邪魔になります。
食洗機があれば、入れておくだけで広々キッチンを使えます。

まとめ洗いにも食洗機は有効的に働いてくれます。

コップの1つ、2つでも手洗いはしません。食洗機でまとめて洗います。
その都度洗っていると水道代が高くつきます。食洗機なら入る食器すべてを定量の水道と電気を使って洗ってくれるので時間もお金も節約できます。

1位 時間がかかる(手洗いしたほうが早いから)

確かに今すぐ使うとなると手洗いのほうが絶対早いです。
急ぎじゃなったら……?

少し考えてみてください。
洗濯物が1つ2つで「手洗いのほうが早い」からと手洗いしますか?

多分しない人のほうが多いのではないでしょうか。
なぜならどうせまたやる作業だから、まとめて明日洗えばいい。合理的な判断だと思いませんか?

食洗機も同じで、食器洗いは毎日の事なので少量でもまとめて洗ってしまったほうがお金も時間も節約できて効率的。
稼働時間が長いといっても、自動洗浄、自動乾燥までしてくれます。あとは片づけるだけの状態です。
今すぐ使うもの以外は食洗機に任せて時短、節約がおすすめです。

食洗器を使うきっかけ

最近は、家の標準装備として食洗機が付くのが一般的にだそうです。
私も家を建てたのがきっかけで食洗機がある環境になりました。

最初は使い方もわからないし、専用の洗剤も買わなきゃいけないし、掃除も面倒くさそうだし、なんか信用できないし。と、色々思っていました。
まさに食洗機があるのに使わない理由にランキングされている気持ちと同じでした。

それでも1回使ってみようと。折角お金を出して付けてあるんだから、使ってみて判断しようと思いました。

その結果、私の中では三種の神器の一つへと昇格。いや、神格化しました。
便利すぎてもう一生手放さないでしょうね。

使って感じたメリットまとめ 

  • 時間もお金も節約

    手洗いより効率的に洗浄してくれる。洗浄から乾燥までフリータイム!
    空いた時間で好きなことができるって幸せです。

  • 衛生的

    高熱洗浄でピカピカ除菌。手洗いよりきれい。カビの菌も死滅するので生えません。

  • 手湿疹・主婦湿疹の予防、治療

    主婦湿疹は水仕事などでなる湿疹です。家事のあと手がカサカサな人はなりやすいので食洗機はかなりおすすめです。

  • まとめ洗いでもキッチン広々

    食洗機に食器を入れて後でまとめ洗い。これだけでキッチンが広く使え、ストレスなく調理ができる。
    調理などに使ったざるなども使い終わったら食洗機へポーンと入れるだけ。調理中もキッチン整理が楽々簡単。

  • 気分に余裕ができる

    仕事で帰宅が遅くなり、食器を洗いうタイミングが難しい。
    食器を洗い終わったと思った矢先にコップや弁当箱を出される。
    手洗いならイラっとするところも笑顔で対応できるようになります。
    なんたって食洗機がついている!
毎日の食器洗いからの解放ね。
家事代行の相場で見ると、2時間で5千円程度。
休憩しながら家事をこなしているとしても、日給1万くらいは働いているのニャ。
赤ちゃんや幼児がいるとそれ以上ニャ。
負担が減らせる家事は減らして、空いた時間は自己投資や収入に使うといいってことね。
その通り!
収入を増やせば生活がもっと楽になる。自己投資をすると成長できる。
時間をいかに有効に使えるかが人生のターニングポイントにもなるのニャ。

使って感じたデメリットまとめ

  • 茶碗の底の部分に水が溜まる

    いつもそこだけはサッと拭いています。ちょっとめんどくさい。
    平たいお皿だと食洗機任せで大丈夫です。

  • 収納場所が減る

    ビルトインタイプだと、食器棚を削って食洗機を設置しています。
    置き型タイプだと、その分の場所をとります。
    食器棚は場所をとる。

  • 乾燥中のスチーム危険

    我が家のRKW-404Aは、熱いスチームが乾燥の時に噴射されます。ちょうど子供の目の高さなので気を付けています。

  • ランニングコストがかかる

    フィルターが掃除しにくいものだと手入れが行き届かないので交換することもあります。
    キッチンの排水溝と同じで油汚れ流れていくところなので清潔にしておく必要があります。
    私は別売りの銀イオンカードリッジの使用と、月に1度の食洗機のクエン酸洗浄、年に1度の残菜フィルター交換をしています。
結局手入れがちょっと……ね。
カードリッジ2,200円が2年。1日3円。
フィルター1,040円(送料込)。1日2円8銭。
クエン酸569円。月に12円。

この数字、どう思う?
食洗機ノホウガ楽デス。
ランニングコスト、ヤスイ。
クエン酸は、洗面台や風呂場とかの水場掃除にも使えるニャン。

おすすめ食洗機

売れ筋トップ3

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食器の収納性を高める「ムービングラックプラス」を搭載した、ファミリータイプ
NP-45MS8S Panasonic製食器洗い乾燥機


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2016年8月に発売。定価16.5万円。現在は半値以下の6万円台で設置までできます。
最新のものにこだわらないのであれば数年型落ちしたものを買うほうがコスパがいいかもしれませんね。

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